おおぞらみらいスクールブログ

グローバル講座

みんなで挑む アイデア×アイデアのカードゲームXでSDGsの達成について考えました。

おおぞらみらいスクール 横浜キャンパスの松田です。
先日実施した、グローバル講座第1回「イノベーションを起こせ」の様子をご紹介します。

イノベーション=革新。
革新を起こし、みらいへ繋ぐをSDGs達成するアイデアはどうすれば生み出せるのでしょうか?
今回は、金沢工業大学の開発した「THE SDGsアクションカードゲームX(クロス)」のプレイを通して体感していきます。

まずはアイスブレイクとして、生徒みんなで自分たちの住む神奈川県の魅力的なポイントを考えます。
港、遊園地、シウマイ、箱根、ランドマークタワー... まだまだあるんじゃないかな?
お互いに意見を出し合うと、「それもあったか」「ああ、あれ!」と自分では見落としていた、意外な発見が見えてきます。誰かのアイデアを聞き、それなら! とアイデアに繋がることもあり、視点を変えると見えてくるものを実感しました。

「X」では...
・利便性や豊かさを求めたことで発生してしまった問題点「トレードオフ」
・様々な技術や魅力あるスポットなどの「リソース」
・アイデアに対しチームメイトがアイデアを掛け合わせ生まれる「イノベーション」
がキーワードになります。
参加する生徒の手元には、一人三枚のリソースカードが配られ、場には一枚のトレードオフカードが提示され、一度に一枚ずつリソースカードを使って、解決のためのアイデアを提示していきます。
アイデアを思いついた人から、問題解決に使うリソースカードを出していきますが、二人目以降は、前の人が出したアイデアに自分の持っているリソースを掛け合わせアイデアのイノベーションを目指していきます。
リソースカードが手元に配られ、解決するトレードオフが出されると、「おお!」「えぇ!?」と思わず声の上がることも。どうやら予想外の組み合わせのようですが、どんな案が生まれてくるのでしょうか?

実際に生まれたイノベーションの例を見てみましょう。
トレードオフカードは【すべての電力を太陽光発電で賄おうとしたら、住む場所や農地までソーラパネルで埋め尽くされそうになった】
えぇと悩みながらも思い切って繰り出された、最初の一手は...
「【人材交流】で土地の利用に強い人を招き、土地の使い方を改善する」
方向性がみえたことで、次のアイデアが掛け合わせられたアイデアは...
「【SNS】を使ってより広く人材を募り、問題が発生していることを広く発信する」
そして、最後の一手は...
「【ファッション】! 土地利用の改善で働く人のモチベーションが上がり、なおかつSNSで広がりやすい「映える」コスチュームを作る」
このひと捻りには、参加していたコーチも、なるほどそういうアイデアもあるのか! 合理的かもしれない、と思わず感心しました。
アイデア一つ毎に、悩みぬいてのゲーム展開でしたが、他にもユニークなアイデアが続々登場し、笑いあいながらアイデアの発表で締めることができました。

今回の授業ではアイデアの掛け合わせの為に、一つ重要なポイントがあります。
それは「他の人のアイデアは否定せずたたえあって受け入れること」
否定されない安心してアイデアの出せる環境では、思い切ったアイデアも生まれやすくなります。価値観の異なるグローバルな場でイノベーションを求めるなら、よりお互いの発想を受け入れることは大切になります。
生徒には、SDGsへの関心や知見に加え、こうしたアイデアの創出の方法がより良い刺激になってくれればと思っています。

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