【みらいの架け橋レッスン®】色の世界 ~第一印象は数秒で決まる~ 実生活に役立つ話
みなさん、こんにちは。
以前にこちらのブログでも告知していましたが、カラーコーディネーターの講師の方を招いて色彩について学びました。
日本カラーコーディネーター協会より岩田講師が中学生にもわかるように詳しく楽しく教えてくださったので、その模様をお届けします。
まず、色の持つイメージ、みんなが感じる色の印象についてお話がありました。
その中で「例えばみんなが良く知っているアニメ『鬼滅の刃』の主人公竈門炭治郎(かまど・たんじろう)の服って何色だったかな?」
中学生たちはもちろん知っているのですぐにわかったようです。
「〝みどり″なんだよね! よく考えられているなと私も思ったのだけど、みどりは自然界の色だよね。癒されたり、優しい気持ちになるよね。」
「でも、自然は優しいだけじゃないよね。自然は時に災害を起こしたり、底知れぬ怖さを持っているよね。」
確かに! 炭次郎は心優しい少年ですが、鬼となった妹を人間に戻すことと、家族の仇討ちのため鬼狩りの組織である鬼殺隊で戦っている強さも持っています。
そういう思いを作者の方は色に込めたかもしれません。
他にも「モンスターは実はみどりが多くて、アメリカのアニメ『シュレック』、モンスターじゃないけどディズニーの『ピーターパン』もみどりの服じゃない? みどりは不思議な、神秘的な色なんだよね。キャラクター設定でよく考えられているよね。」
これからアニメを観る時は、キャラクターの性格と色に注目して見てしまいそうです!
絵を描くことが趣味の生徒からは「自分は絵を描くので勉強になりました。」という感想もありました。
他にも料理を美味しそうに見せる色についての解説もあって「インスタ映えを狙って撮るときは赤みの強いライトをあてるといいよ。」
同じピンクでも上品なイメージと可愛いらしいイメージのピンクの違いや話しかけられやすい親近感が沸きやすい色、クールにかっこよく見せたい時、清潔感やナチュラルに見せたい時と具体的な解説もあって楽しかったです。
初対面の人と会う時に、どういう印象を持ってもらおうかなとこれからの洋服選びの参考になります。
次にカラーセラピー(色彩心理)のワークをしました。
「身近な家族や友人のイメージの色を思い浮かべながら描いてみましょう。」と、生徒たちは黙々と色を塗っていました。1色で塗っている生徒もいたり、何色も重ねて塗ったり、図柄を入れてみたり中学生のみんなの発想が面白かったです。
相手に対して自分がどう思っているのか、色を混ぜたりするのもちゃんと意味があるようで、解説を聞くたびに、なるほど、やっぱりそうかと生徒たちもいろいろ思うところがあるようでした。
参加した生徒からは
「色を塗るだけで心理テストのようなことができておどろいた。自分が意識していないけど思っていることが知れてよかったです。」
「帰って家族にもやりたい。」
「もっと詳しく色について知りたいと思った。」
「もっと色について知って相手のことをもっとわかるようになりたい。」
さらに色について興味が深くなった様子でした。
最後に「パーソナルカラー診断」を岩田講師にしていただきました。
その人の生まれ持った、髪、瞳、唇などの色と雰囲気が調和した、似合う色を実際に大きな布を身体にあてて顔との印象を診断しました。生徒の中には
「自分に似合う色が気になった。」
「昔好きだった色と今好きな色が違っているし、興味深かったです。」
という感想もありました。
「第一印象で視覚情報は8割、その中でも色が占めている役割は高い。」
「色は記憶が残りやすい。」
「色で人の心が動く。」
たくさん色について学び、とても参考になりました。
他にも集中できる色をインテリアに使ったり、食欲がアップする色だったり、実生活に役に立つお話が盛りだくさんでした。
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