おおぞらみらいスクールブログ

グローバル講座

きれいな水はどこから来るの? 私たちの当たり前は、当たり前ではないのかもしれません。

皆さん、こんにちは。横浜キャンパスです。
すっかり秋の陽気です。横浜キャンパスの周りの木々が色づくのは、もう少し先になりそうです。
横浜キャンパスの近くには、「ポートサイド公園」があります。
川のすぐそばを歩くことができて、素敵な場所です。

今日は私たちの生活に欠かせない「水」についての授業を行った時の様子をお伝えします。
私たちは、蛇口からいつでも飲料水を手に入れることができます。それが公園でも、自宅でも。
ただ、世界には安全に管理された飲み水(自宅にあり、必要な時に入手でき、排せつ物や化学物質によって汚染されていない、改善された水源から得られる飲み水)を世界人口の約29%、21億8500万人が使えていないのです。

「モルディブ共和国」という、大小さまざまな島からなる国があります。日本からも海外旅行で人気の島です。日本から飛行機で13時間くらい離れた所にあります。
モルディブでは飲料水を雨水と井戸に頼った生活を行っていました。
しかし観光や産業で国が発展すると、井戸水には生活排水が流れて飲めなくなってしまいました。
観光が盛んな島は海水を真水に変える機械があったりするのですが、今回は地方の島、現地の人だけが住んでいる島の生活について勉強しました。
蛇口から出てくる水は生活排水が入ってしまっている井戸水だったり、雨水を煮沸しないで飲む生活をしている様子を学びながら、生徒は様々な感想をもっていました。「(安全な)水がない」生活をどう受け止めたらいいかなといった様子です。
最後に授業をしてくださったコーチより、モルディブに住む人の気持ちを教えてもらいました。
モルディブに住む人は、機械で水を作るという選択はできるけれど、雨という自然の恵みが自分に与えられること、そして生き続けられることに喜びを感じていて、自然のリズムに合わせて生活をしています。
これに、生徒はびっくりです。私たちが当たり前にできていて、当たり前にできる方が良いに決まっている! と思っていたことが、実はそうではないこともあることを学びました。
水の大切さを知り、現地の人の考え方を知る、良い機会となりました。
「安全な水を飲めない人が沢山いることを知った」「いろいろな考え方があって、私たちの当たり前は当たり前じゃないことを知った」「自ら望んでもいないのに、安全な水を飲めない人が安心して水を飲めるようにならないといけない」今回も感想をもらった私たちが考えさせられるような、鋭い意見が多かったです。

海外で暮らす人の「今」を知って、私たちができることを考えていくことがグローバル講座の目的の一つです。
私たちと世界の「今、起こっていること」を学んでみませんか?
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