不思議な形「テンセグリティ」とサステナビリティ の関係
おおぞらみらいスクール 横浜キャンパスの松田です。
みらいの架け橋レッスン®第3回 不思議な形「テンセグリティ」とサステナビリティの様子をお伝えいたします。
今回はいつもと趣向を変えて「テンセグリティ」という仕組みを使った模型作りに挑戦してみました。
二つの枠組みが組み合わさった、ゆらゆらと浮くような動きをするこの形、最近よく聞く「ある言葉」と共通のルーツを持っています。
皆さんは「サステナビリティ」という言葉に聞き覚えはありますか?
生徒の中にも「どこかできいたことあるかも...」という声もあったこの言葉は「持続可能性=人が活動をつづけながら環境と共存していけること」を意味しています。
昨今SDGsと共によく耳にすることもあるのではないでしょうか。
実は、50年以上前にこのサステナビリティと同じように「人間は、地球にある限られた資源を大切に使いながら、宇宙を旅して生きていかなければいけない」と提唱した人がおり、その活動の中で、より少ない材料で、より大きなものを作るために考案したのが、この不思議なテンセグリティ構造なのです。
まるで浮いているように見える不思議な椅子や机、ワイヤーと金属で作られた巨大なアート、身近なところではキャンプ用品の3本足の椅子やテントの骨組みにも使われており、いろいろな例を見ると「こういうものもあるんだ」という様子で生徒もより興味が出てきた様子です。
実際にペーパークラフトで模型作りをしていくと、慎重に切り、ピシッと折り目を付けながら組み立てていく生徒もいれば、まず一気に進められるところを終わらせて、なるべく早く完成を目指す生徒もいます。
細いパーツを切り出して、テープで繋いでいく作業をしている生徒は、普段の授業ともまた違う、集中した真剣な眼差しが印象的でした。
苦戦していた箇所の組み立てのコツや仕組みをアドバイスで聞くと、「なるほど」と納得する場面も。
最後は細かなバランスを調整して完成! 実際に宙に止まった様子を見ると「おお、浮いた!」と驚いた顔が浮かびました。
普段なかなか触れられない、こうした仕組みや考え方に触れる機会は、未知の物への好奇心や興味といった あたらしい「すき」を見つける手掛かりにぐっとつながります!
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