おおぞらみらいスクールブログ

グローバル講座

カードゲームで世界の困りごとを解決!

みなさん、こんにちは。
ステイホームのゴールデンウィークは、どう過ごすか決めましたか?
料理やお菓子作り、クリアできていないゲームに熱中、読書しようかな... 生徒からはそんな声が聞こえてきました。
おうちでできる「すきなこと」に熱中できると良いですね。

さて、先日のグローバル講座で、カードゲームを使って、世界の困りごとをどう解決するか考える授業を行いました。
金沢工業大学SDGs推進センターが制作された教材「アクションカードゲームX(クロス)」を使用して、グループにわかれてアイディアを出し合いました。

SDGsの27の目標は「誰一人取り残さない」ということが大切です。一つのメリットを取ったら、別の問題やデメリットが発生する... ということが起きないように、アイディアを出し合うことが必要になります。

例えば今は、新型コロナウイルス感染症の感染予防のために、みなさんはよく手洗いうがいをしますね? それにより、飲み水の確保が難しくなったとしたら?
そんな事例をどう解決するか、手元に配られた「リソース」をどう活用するか、ゲーム感覚で話し合いました。「X(クロス)」の「リソース」のカードには、一見直接関係あるの?というたくさんの面白い素材が含まれています。
「環境問題に、お笑いって使えるかな?」
「貧困問題に、人工衛星はどう役立てられるかな?」
なんだかわくわくしませんか?

飲み水の問題の中で印象的だったのが、「ファッション」というリソースを使った生徒のアイディアでした。
「ファッションの分野では、布を染色するのに大量の水を使うので、服はなるべくリサイクルにしたり、水を大量に使用しなくても良い染色技術を開発する」
まず、布の染色に大量の水が使われているという事実を知っているということが大切です。「初めて知った!」という人も、次は「調べてみよう!」という好奇心や学ぶ意欲にもつながります。

「認め合う」「人の意見は否定しない」といういつもの授業のルールがあるからこそ、一人ひとりが自由にアイディアを出し合える空間がそこにありました。

中学生の柔軟な発想が、世界の困りごとを解決! なんていうことも本当にあるかもしれません。