おおぞらみらいスクールブログ

STEM講座

身近なもので 「力学」について考えよう!

みなさん、こんにちは。
梅雨の最後に、大雨が続いたり、気象状況が悪い日が続いています。
さて、そんな梅雨のじめっとした中、大宮キャンパスでは教室内で熱い戦いが繰り広げられました。
STEM講座を行った先日は、担当コーチが「ストロー」「コピー用紙」「セロハンテープ」「乾電池」「プラスチックのおもちゃの宝石」を大量に準備。

まずは、「ストロー」と「コピー用紙」と「セロハンテープ」を配布して、「これをできるだけ遠くに飛ばしてください」との指令。
しかも、コピー用紙は指定の大きさに切った短冊状で使ってとのこと。

頭の中が「???」こんな状態の中、とりあえず作業に突入です!

重くして投げてみたり、どうしたら遠くへ飛ぶか考えたり... いろいろ試行錯誤していると「飛行機として、無事に着陸してくださいね」との追加指令。

ちょっとうまくいった仲間の形をまねてみて、いろいろ試しては壊して、作り直して... の繰り返し。
最終的には4メートル以上の大飛行をした機体を作ることができました。

指令第2弾は「A4の紙で、できるだけ頑丈な橋を作ってください」
なんと、配られたのは紙1枚。ほかの何も使ってはいけないし、切り離してもいけないという指令。
笹船のように折りたたんだり、立体にしてみたり、蛇腹にしてみたり... 様々な形を生み出しました。
机と机の間の約25センチに渡す橋の上に、少しずつ乾電池やおもちゃのプラスチックの宝石を積み重ねて、強度を試しました。
何もしない状態では、隙間に置いただけで落ちてしまった紙も、ある折り方をすると400g以上の重さに耐えることができたんです!

今回学んだのは「力学」
風や空気の抵抗、重力に耐えるということはどういうことなのか? というのを交錯しながら学ぶことができました。みんなが使ったのは紙ですが、知識や考え方は実際のジャンボ機や長い橋の建設にも役立っているものです。
どうですか? ちょっと世の中の見方が変わりそうですよね。

「力学」とか「物理学」と聞くと、なんだか難しそうに思う中学生も多いですが、こうして楽しみながら試行錯誤を通して学べると、少し身近に感じます。
学んだことを今度はプログラミングの授業にも活かしていきます。
理科を好きになると、毎日がワクワクしますよ!