おおぞらみらいスクールブログ

STEM講座

押し花をつくろう!身近な自然と人のくらし

おおぞらみらいスクール 横浜キャンパスの松田です。
今回はSTEM講座「押し花をつくろう!身近な自然と人のくらし」をご紹介します。

みなさんは押し花を作った事はありますか?
今回は身近な植物のある場所の観察、採集をおこない、それをきっかけに人と自然の関係を考えていきます。

まずはフィールドワークの植物の採集から。キャンパスの近くに広い公園があるので、そこで押し花にする植物を探します。採集の注意点をコーチから聞きさっそく外に繰り出しました。
夏真っ盛りのタイミングの授業日でしたが、当日は幸いにも程よい曇天でフィールドワークには最適です。

さて、外に出た生徒たちはめいめいに押したい花を探すのですが「花が見つからない...!」という声が聞こえてきます。何気なく普段見かけるともすれば「雑草」とひとくくりにされそうな野の草花ですが、それぞれに独自のライフサイクルがあり、季節に応じた姿を見せています。8月中頃はキャンパス近くの公園に自生する多くの植物は葉のシーズン。生徒たちは、花だけでなく素敵な「押し葉」もイメージしながらの採集となりました。
※この時期はシロツメクサの花は多く見かけるのですが、花弁内に細かな虫が多く生息しており押し花作業の際に大変になるため、今回の授業では「虫がたくさん住んでいるのでなるべく避けたほうが良い」と伝え実施しています。

教室に戻ってからはいよいよ実際に押し花を作っていきます。多様な形の葉やかわいらしい花を真剣な顔でレイアウトを決め、重ならないように慎重に作業していきます。
沢山の植物を採集しその中から、選別してきれいにレイアウトを作った生徒、たくさんの葉や花を採集して使える紙いっぱいにみっちりと配置した生徒、押し葉には難易度が高い厚みのある木の葉であえて実験をしたいと相談してくれた生徒、バランスを見ながら実際の生え方も参考に配置にこだわった生徒...それぞれの個性のよく表れた作品となりました。
押し花は期間がかかる為、キャンパスで1週間乾燥しラミネートしてから翌週の授業で渡すこととなったのですが、参加した生徒全員分とてもきれいな出来栄えでした!
生徒達からは「予想よりきれい」「かわいい!」「うまくいって良かった」という声や、じっくり探した花の美しい発色に思わず目元に浮かぶ笑顔の浮かぶ様子が印象に残りました。

公園のような比較的単純な環境でも、例えば木の根元と日当たりの良い場所では植生に差があります。
どんな場所を探せば花の咲く植物が見つかるのか、なぜ場所によって植物が違うのか、どんな植物がなぜきれいに押せるのか...体験の中で得た様々な疑問や感想が、新しい興味の扉や更なる疑問へ繋がる種になり、知識や考える力へ芽吹くことを期待しております。

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