2022.10.27グローバル講座
「ジェンダー」とは結局なんだろう? 高校生が教えてくれました!
こんにちは。名古屋キャンパスの宮崎です。
先日の登校プログラムでは、なんとおおぞらの現役高校生が中学生のみんなへ授業をしてくれました。
中学生の生徒にとって、高校生と話す機会はなかなかありませんよね。
普段先輩コーチ(中学生のサポートをしてくれる高校生の先輩)と関わっていても、初対面の高校生はやっぱり緊張するようで、最初の挨拶もいつもよりカチコチでした。
そんな緊張した生徒を優しく見守りながらさっそく授業が始まります。
「『ジェンダー』という言葉、聞いたことありますか?」高校生が聞きます。
「テレビでみたことあるよ」と、中学生の生徒も聞いたことあるようです。
けれども、実際、「ジェンダー」とはいったいなんのことだろう? うまく説明ができません。
「『ジェンダー』というのは生まれた時の男、女、という性別に対して、社会的、文化的に作られた性別のことです。例えば、みんなは『料理は女性がするもの』『重たいものは男性が持つ』ってなんとなく思っていたりしませんか」
たしかに、料理が好きな男性もいますし、力持ちの女性だっています。
絶対に「これは男性、女性」と決まっているわけではないのに、なんとなくそう思っていた... と気づきました。
こういった気づきから、社会に目を向けると、保育士や看護師は女性が多いのに、議員には男性が多く、どうして職業によって差がでるのか、この差はなくなったほうがいいのかを話し合いました。
次にとあるコスメブランドのパッケージについて紹介。
実はきらきらしたピンク色のかわいいデザインから、落ち着いたカラーのシンプルなデザインに変更。キャッチコピーも「女性」という表記を消して新しくした、というものでした。
「このデザイン変更について、みんなはどう思う?」と、高校生が聞きます。
中学生は「いいと思う!」と意見を出してくれました。
が、実は... この変更、ネットで大炎上した、とのこと。
確かに、シンプルなデザインは性別や年齢関係なく手に取りやすいもの。
けれども、「かわいいものがすきな男性」はどうしたらいいの? と。
いい! と思った変更でも違う視点から見たら全く違う意見があることも。
この変更について、「自分はどう思うか?」をグループでどんどん意見を出してみよう!と、話し合いをしました。
「かわいい方が好きだから、好みは前のデザインかな」
「中身が大事だから、デザインは気にしないかも」
「シンプルの方が好きだな」
「どっちでもいい」
など、いろんな意見が出てきました。
最初は高校生に緊張していた生徒も、優しい高校生にすっかり緊張がほぐれて、どんどん意見を出します。
意見を付箋に書き出して、発表。
いいと思った変更一つで、こんなにも様々な視点があることに気づけました。
「『ジェンダー問題』は正解というものがなくて、こんなにも意見が分かれたりするもの。大事なのは決めつけではなくて、たくさん話し合ったり、いろんな視点に触れることだと思います」と高校生は伝えてくれました。
中学生にとって「高校生」はすぐ目の前の目標であり、「自分は高校生に慣れるかな...」と思う不安の一つでもあります。
だからこそ身近に高校生がいてくれると、いろいろ知れて不安もなくなるようです。
今回の授業でたくさんの気づきと大事なことを教えてもらいました。また、堂々と授業したり、優しく接してくれる高校生の姿に生徒も「高校生はこんなすごいんだ!」「こんな高校生に慣れるかな?」と感じてくれたことと思います。
高校生と接して不安も少しなくなったのではないでしょうか。
今回の授業に限らず、おおぞらみらいスクールでは高校生が「先輩コーチ」として中学生の生徒をサポートしてくれています。
ぜひ、これからの授業も楽しみにしていてください。
おおぞらみらいスクールの授業見学、資料請求、説明会等ご希望の方はお気軽にホームページよりお問い合わせください。
※新型コロナウイルス感染症対策を行って授業を実施しています。
先日の登校プログラムでは、なんとおおぞらの現役高校生が中学生のみんなへ授業をしてくれました。
中学生の生徒にとって、高校生と話す機会はなかなかありませんよね。
普段先輩コーチ(中学生のサポートをしてくれる高校生の先輩)と関わっていても、初対面の高校生はやっぱり緊張するようで、最初の挨拶もいつもよりカチコチでした。
そんな緊張した生徒を優しく見守りながらさっそく授業が始まります。
「『ジェンダー』という言葉、聞いたことありますか?」高校生が聞きます。
「テレビでみたことあるよ」と、中学生の生徒も聞いたことあるようです。
けれども、実際、「ジェンダー」とはいったいなんのことだろう? うまく説明ができません。
「『ジェンダー』というのは生まれた時の男、女、という性別に対して、社会的、文化的に作られた性別のことです。例えば、みんなは『料理は女性がするもの』『重たいものは男性が持つ』ってなんとなく思っていたりしませんか」
たしかに、料理が好きな男性もいますし、力持ちの女性だっています。
絶対に「これは男性、女性」と決まっているわけではないのに、なんとなくそう思っていた... と気づきました。
こういった気づきから、社会に目を向けると、保育士や看護師は女性が多いのに、議員には男性が多く、どうして職業によって差がでるのか、この差はなくなったほうがいいのかを話し合いました。
次にとあるコスメブランドのパッケージについて紹介。
実はきらきらしたピンク色のかわいいデザインから、落ち着いたカラーのシンプルなデザインに変更。キャッチコピーも「女性」という表記を消して新しくした、というものでした。
「このデザイン変更について、みんなはどう思う?」と、高校生が聞きます。
中学生は「いいと思う!」と意見を出してくれました。
が、実は... この変更、ネットで大炎上した、とのこと。
確かに、シンプルなデザインは性別や年齢関係なく手に取りやすいもの。
けれども、「かわいいものがすきな男性」はどうしたらいいの? と。
いい! と思った変更でも違う視点から見たら全く違う意見があることも。
この変更について、「自分はどう思うか?」をグループでどんどん意見を出してみよう!と、話し合いをしました。
「かわいい方が好きだから、好みは前のデザインかな」
「中身が大事だから、デザインは気にしないかも」
「シンプルの方が好きだな」
「どっちでもいい」
など、いろんな意見が出てきました。
最初は高校生に緊張していた生徒も、優しい高校生にすっかり緊張がほぐれて、どんどん意見を出します。
意見を付箋に書き出して、発表。
いいと思った変更一つで、こんなにも様々な視点があることに気づけました。
「『ジェンダー問題』は正解というものがなくて、こんなにも意見が分かれたりするもの。大事なのは決めつけではなくて、たくさん話し合ったり、いろんな視点に触れることだと思います」と高校生は伝えてくれました。
中学生にとって「高校生」はすぐ目の前の目標であり、「自分は高校生に慣れるかな...」と思う不安の一つでもあります。
だからこそ身近に高校生がいてくれると、いろいろ知れて不安もなくなるようです。
今回の授業でたくさんの気づきと大事なことを教えてもらいました。また、堂々と授業したり、優しく接してくれる高校生の姿に生徒も「高校生はこんなすごいんだ!」「こんな高校生に慣れるかな?」と感じてくれたことと思います。
高校生と接して不安も少しなくなったのではないでしょうか。
今回の授業に限らず、おおぞらみらいスクールでは高校生が「先輩コーチ」として中学生の生徒をサポートしてくれています。
ぜひ、これからの授業も楽しみにしていてください。
おおぞらみらいスクールの授業見学、資料請求、説明会等ご希望の方はお気軽にホームページよりお問い合わせください。
※新型コロナウイルス感染症対策を行って授業を実施しています。