おおぞらみらいスクールブログ

グローバル講座

字が読めないと困ることとは何だろう。 ~識字率から子どもの環境を学ぶ~

皆さん、こんにちは。横浜キャンパスです。
横浜キャンパスのある神奈川県は、只今梅雨空が広がっています。
早くスカッと晴れた夏が来てくれないかなと思います。

タイトルにありますように、今回グローバル講座では「識字率」を勉強しました。
識字率とは、人口において、字の読み書きができる人の割合で、教育水準を指しているといわれています。
日本の識字率はどのくらいだと思いますか? 日本は、99.0%です。
100%でないところに少し驚いている生徒。外国はどうでしょうか。
日本は世界ランキングで28位、アメリカ合衆国やスイスと同じ水準ということになります。
では、識字率の低い国はどうでしょうか。
一番低い国は後発開発途上国といわれる、発展途上国の中でも特に開発が遅れている国で、識字率は30%を切っています。
字の読み書きができないと、どんなことが困るのか考えてみました。
まず、仕事を選ぶことができません。また、公共サービスの手続きができないから受けられない、薬の注意書きが読めないから毒なのか薬なのか理解できないなどの問題があります。
どうして読み書きができないのでしょうか。それは、学校に行けないからです。
学校に行けない理由も様々です。
家が遠すぎる、家の仕事が忙しくて通えない、戦争に巻き込まれている等々。
私たちの生活の中では考えられない理由で、学校に通えない子どもが世界では5800万人以上いるといわれています。

今回の授業では、勉強することの本来の意味を学ぶ機会になりました。
私たちは生活の中で日々学んで、できることを増やしていきます。そのすべてが勉強です。
おおぞらみらいスクールでは、世界で起こっていることに目を向けて、今私たちができることを考えます。
ゲームや話し合いを通して、生徒同士で話し合って結論のようなものを出していく作業は「自分で考える」「思ったことを言ってみる」「考えをまとめる」等、大切だけど難しいことです。だから、おおぞらみらいスクールで身につく力なのだと思います。
皆さんも、楽しく一緒に学んでみませんか?
感染症対策をしっかりと行って、お待ちしています。