おおぞらみらいスクールブログ

みらいの架け橋レッスン®

衣服の出来上がる工程をSDGsの視点で見てみよう!

みなさん、こんにちは。

質問です!
今着用している服は、手作りですか? 購入したものですか?

購入したものという人にさらに質問!
お店に並ぶまで、どんな工程を経ているか知っていますか?

先日の川越キャンパスの「みらいの架け橋レッスン®」では「衣服の出来上がる工程をSDGsの視点で見てみよう!」をテーマに授業を実施しました。

最初の画像は何しているところに見えますか?
実は「染め物」なんです!
みなさんの着ている衣服には、何らかの色がついていますよね。それは、糸の段階で染色されたり、織られた布にプリントされているからです。お手ごろな価格で気軽に購入できる衣服を販売するには、大量生産の技術、安定した品質で製造できる方法の確立や大規模な工場の建設が必要です。
環境への影響はないのでしょうか?

今回は、衣服ができるまでの工程の中でも特に「染色」について着目して、「どうやって色は染まるのか」「同じ色に染めるにはどうしたらよいのか」ということを考えた上で、さきほどの画像の作業を開始しました。

今回、「染色」に用いたのは、すべて天然の材料。落ち葉や野菜くずを集めて煮詰めて染めていきました。すべて土にかえるやさしい材料なので、環境への影響は少ないのですが、その一方で、大量に同じ色で染めるには、落ち葉や野菜くずが常に安定的に入手できなければいけません。落ち葉は今の季節しか手に入らないですし、野菜には旬があります。

どんなものにも、メリット(よいところ)とデメリット(よくないところ)が必ずあります。何を選ぶのか、選ばないのかで、もしかしたらみらいの環境が変わるかもしれませんね。気軽に身につけている衣服からもSDGsについて考えるきっかけになったように、みなさんの身近なものから考えてみませんか?